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結婚相談所ベリンダです。
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婚活がうまくいかない人には、ある思考のクセがよく見かけられます。面談をしていると、まだ起こっていないことを先回りして心配しすぎてしまう人が多いです。その心配は現実の確認ではなく、頭の中で不安がふくらみ続けてしまう感じと言いますか、結果として、まだ何も始まっていない段階で、ご縁を遠ざけてしまうことがあります。

ある女性はお見合い後に、話しやすかったし誠実そうだったと感じていました。それでも、転勤があるかもしれない職種だからと心配になり、お相手から交際希望が届いていたにもかかわらずに断ってしまいました。実際には転勤の話は本人から出ていないし、今すぐ予定があるわけでもありません。それでも、もしそうなったらと考えすぎてしまい、まだ何も起きていない未来を理由にご縁を止めてしまったのです。

また別の方では、仮交際中にLINEの返信が少し遅かったことを理由に、脈がないと判断して連絡を控えてしまったケースがありました。実際には相手が仕事で忙しかっただけで、気持ちが冷めたわけではありません。それでも、自分が優先されていないと感じた瞬間に、関係を深める努力をやめてしまったのです。

こうした思考には共通点があります。相手の気持ちや状況を確認する前に、自分の不安や予測だけで判断してしまうことです。そしてその判断は、よくあることではありますが、結果としてご縁を遠ざける方向に働いてしまいます。

さらに言えば、こうした思考のクセは婚活だけにとどまらず、日常の人間関係にも影響を与えていることがあります。きっとこう思われている、どうせ自分は選ばれない。そんな思い込みが行動を止め、関係を閉ざしてしまうのです。けれど実際には、相手は否定していないどころか、むしろ好意的に見ていることだってあります。その可能性を、自分自身の思い込みが消してしまうことがあるのです。

一方で、成婚していく人たちは、今目の前にあることに集中しています。まだ起こっていない未来よりも、今の会話や空気感、そして関係性そのものを大切にしているのです。気になることがあれば、相手に確認する。不安があっても、まずは一歩踏み出してみる。そうやって、現実の中で相手と向き合いながら関係を育てていくのです。

ある成婚者の方がこう話してくれました。

「人間、生きていれば誰しも何かあります。それは自分も一緒だと思うんです」

この言葉には、相手を受け入れる姿勢と、自分も完璧ではないという謙虚さが込められています。そうした思考が、自然と選ばれる人へと導いていくのです。婚活では未来を想像する力も大切ですが、それ以上に今をどう動くかが結果を左右します。まだ起こっていないことに悩むより、今のご縁にどう向き合うか。その姿勢こそが、未来のパートナーとの出会いにつながっていくのです。

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