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2025.11.27
正直、結婚相談所に入るなんて、昔の自分からしたら想像もしてなかった。一人暮らしも長いし、仕事もそれなりに充実している。趣味もあるし、休日は自分のペースで過ごせる。誰かと一緒にいないと寂しいって感覚も、あまりなかった。だから、周りから「なんで結婚しないの?」って聞かれるたびに、ちょっと困っていた。
でも、30代も後半に差し掛かって、ふと「このまま一人で歳を重ねていくのかな」と思った瞬間があった。何かが足りないわけじゃない。でも、誰かと日常を分かち合うことの意味を、少しずつ考えるようになった。
相談所に入ってからは、ありがたいことにお見合いの申し込みも多くて、最初の数件は全部交際希望をもらえた。自分でも「会話はできるし、印象も悪くないはず」と思っていた。でも、そこからが長かった。何度か会っては終わり、また会っては終わり。うまくいかない理由がわからなくて、正直焦った。
面談でカウンセラーさんに言われたのは、「人と会う予定が続くと、ちょっと疲れてしまうことってありませんか?」という言葉だった。正直図星だった。予定を詰めるのが苦手で、誰かと頻繁に会うより、一人の時間を大事にしたい。婚活って、テンポよく会って関係を深めていくものだと思っていたけど、自分にはそれがしんどかった。
それからは、無理に合わせるのをやめた。初デートで「自分はこういうタイプです」と正直に伝えるようにした。もちろん、うまくいかないこともあった。こだわりが強いと思われて、すぐに交際終了になることもあった。でも、それでもいいと思った。無理して誰かに合わせて、疲れて終わるくらいなら、最初から自分を出して、それで合わなければ仕方ない。
弱い自分をさらけ出すって、怖い。こんな自分でいいのかって、何度も思った。でも、それを真剣に受け止めてくれる人が現れた。それが、どれだけ嬉しいことか。言葉にするのが難しいくらい、心がじんわり温かくなった。
彼女は、自分のペースに無理なく寄り添ってくれて、デートも自然に続いた。気づけば真剣交際、そして成婚退会。報告のとき、カウンセラーさんに「すっかり牙を抜かれましたね」って笑われたけど、本当にその通りだった。
彼女の前では、無理しなくていい。背伸びしなくても、ちゃんと向き合ってくれる。そんな人に出会えたことが、何よりの幸運だったと思う。婚活って、誰かに合わせることじゃなくて、自分を知ってもらうことなんだと思う。
そして、自分を知ってもらうには、まず自分が自分を認めてあげないといけない。それができたとき、ようやくご縁がつながった。これから先、どんなことがあっても、彼女となら乗り越えていける気がする。そう思える人に出会えたことに、心から感謝してる。
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