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2025.11.26
結婚に憧れを抱くとき、思い浮かぶのは、やっぱり楽しい場面が多いものです。週末に手をつないで出かけるデートや、夜遅くまで笑い合う旅行。広い家に響く子どもたちの笑い声も、そんな毎日がずっと続くような気がして、知らず知らずのうちに期待を膨らませていたのだと思います。実際、私自身もそうでした。結婚に対して、どこか夢のようなイメージを抱いていた時期がありました。
でも、実際に一緒に暮らし始めると、幸せを感じる場面は、もっと日常の中にあります。これは私の例になりますが、目が覚める前にゴミを捨ててくれていること。朝の出勤前に洗濯物を取り入れてくれていること。クローゼットを開けたとき、昨日のズボンが綺麗にアイロンがけされて、丁寧にハンガーにかかっている。そんな何気ない光景に、ふと心が温かくなる瞬間があります。
「ありがとう」
そんな短いメッセージを伝えるだけでも、慌ただしい朝に少し余裕が生まれます。帰宅して寝る際に布団に入ると、布団乾燥機で暖かくしてくれている。「ふかふかで気持ちいいね」と、またひと言。その他にも色んな所でパートナーの気遣いを感じた時、言葉にはしなくても、心の中で「ありがたいな」と思うのです。
こうしたやりとりは、特別なイベントではありません。むしろ、毎日の中で自然に繰り返されることです。最初は当たり前に感じていたことが、いつの間にか心の支えになっていきます。なんでもないこの小さな行動が、安心感や信頼につながっていきます。
もちろん、風邪を引いて大変な日もあります。そんなときは、パートナーが朝から晩まで普段の自分の分まで頑張ってくれている。
「ありがとう」
自分で言うのもなんですが、心から感謝しています。そしてこの瞬間こそが、結婚後の幸せの本質なのかもと思っています。派手な演出ではなく、日々の中にある気遣いが、互いを支えているからです。
時には仕事の忙しさに押し流されそうなとき、パートナーのしてくれたことが、まるで命綱のように感じられることがあります。時間を重ねるほどに、愛されている実感は、こうした具体的な場面で気づきます。
結婚を考えている方に、ぜひ伝えたいことがあります。幸せとは、大きな夢が叶うことだけではありません。日常の小さなことが、毎日続いていくこと。この平和な日常こそ、それが、二人で築く暮らしの中で、何よりも大切なものになっていくのです。
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