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2023.08.26
「楽しみだった帰省」
私の地元は広島のとある小さな町。大学で大阪に出てくるまで過ごしたこともあり愛着もあり、20代半ば頃までは帰省が楽しみだった。地元の気心しれた同級生たちと集まったり、子どもの頃から通っていた小さな雑貨店のおばさんとの久しぶりの再会。家族も歓迎してくれた。
何より海岸から見える美しい夕焼けに癒されるとき、喧騒の大阪を離れ故郷に帰って来たのだと実感するのだった。毎年、お盆と年末年始の帰省は私の恒例行事だった。
「帰省に息苦しさを感じるようになった」
ところがここ数年、帰省にどうも心苦しさを覚えるようになり、今年のお盆は帰省を止めた。予約していた新幹線のチケットもキャンセルした。
アラサーになり、30歳が近づいてくるにつれ、実家に着いた瞬間、両親からは出てくる言葉は「結婚はまだか」、「そういう相手はいるのか」といったものばかり。それを3日間あるいは4日間に渡って耳が痛くなるほど言われるからたまったものじゃない。
最初の頃は聞き流していたが去年のお盆は私の怒りが爆発し「今の令和の時代になって、結婚、結婚ってうるさいよ」と言うと両親は「私たちがあなたの歳の頃にはもう結婚してたし、子どももいたけん。あんたが結婚せんことでうちらがどんな肩身の狭い思いをしてるか分かってるのか」と激怒され、親子喧嘩になった。
それに、帰省する度に同級生や仲の良かった子たちも結婚する子がどんどん増えていって、「まだ結婚せんの?」と聞かれるのも正直しんどいし、子どもが産まれたことで育児に忙しく会える子も少なくなっていった。
私には姉がいて帰省時には旦那さんと子どもを連れて来る。姉は直接何か言ってくるわけではないが、私にとっては無言のプレッシャーになっていた。
去年の暮れに帰省した時には両親がお見合いを組もうと見合い相手の写真を用意して待っていた。頼んでないし、圧がすごくて家族水入らずの時間とは程遠く、少しも気が休まらなかった。
なので今年のお盆は帰省するのを止めた。今度広島に帰るのは結婚報告を兼ねてにしようと決意した。
「今年の年末こそ結婚報告を兼ねた帰省をする」
私だって結婚のために手をこまねて何もしていない訳じゃない。実はこの春から結婚相談所で活動しているのだが、まだ報告できる相手はいない。
決めていることが一つある。今年の年末は帰省して両親に結婚が決まったと絶対に伝えるんだ。そこをリミットに目標を持って今婚活を頑張っている。だから進んで帰省するつもりでカレンダーにも12月末は帰省とスケジュールに書いてある。
将来の夢は子どもを連れて帰省すること。それが一番の親孝行だと思うから。「帰省が嫌な私」と早くおさらばしたい!
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