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2023.08.24

そんなつもりじゃなかった36歳男性

「気になる女性と2人で夜に会うことに」

俺は36歳、世に溢れる普通のサラリーマン。これまでそれなりに恋をして来た。女性の心理もある程度は分かっているつもりだ。有難いことにこの歳になってもそれなりに合コンの誘いはあって、積極的に参加して来た。恋愛の法則は分かっているつもりだったが、それは自惚れに過ぎないことを認めざるを得ない出来事がつい最近あった。

3対3の合コン、相手は某大手金融機関に勤めるアラサーのバリキャリ女性たち。普段、合コンでときめくことは少ない俺だが一人の女性に興味をそそられた。ルックスが特別タイプというわけではないが、愛嬌がある。積極的にこちらに質問もしてくれるし、話も盛り上げてくれる。その日は二次会まで行って、終電間際にお開きとなった。

彼女のことが気になっていた俺に翌日朝、向こうからお礼のラインが来た。後になって分かったのだが、彼女は俺以外の男性にも同様のラインを送っていた。すっかりのぼせ上がった俺は彼女を食事に誘った。みんなでが良いか1対1が良いか聞かれたので当然のごとく1対1が良い旨の返信をしたら彼女は承諾してくれた。

「初デートは順調な滑り出し!?」

はじめてのデート。合コンから一週間も経たぬ間にその日はやってきた。いよいよ楽しみにしていた女子との2人での食事。花火大会を女友達と鑑賞した後で来るという。スタートは夜の9時半過ぎ。「(お酒を飲んで)出来上がっていたらごめんね」という男心をくすぶるラインが来た。相手の終電までは2時間もない。これはもしかすると、もしかする!そんな微かな心の乱れが俺の心臓の鼓動を早くした。

彼女は予定の9時半を過ぎてやってきた。スタイルの良さが際立つひざ丈のタイトスカートで俺の気持ちはより踊った。

ハイボールで乾杯のあと、恋愛遍歴を聞くと最近2年近く彼氏がいないという。その間は男性とは何もなかったらしい。俺は半信半疑でその部分は聞いていたが。

2人のお酒のペースは早かった。相手は俺の話に目を合わせて聞いてくれるし、よく相槌をうって、質問攻めにしてくる。こちらに興味津々といったところだ。趣味や仕事の話で盛り上がり、お互いの終電がなくなったので2件目の提案をしてみたところ、快く行きたいという返事がもらえた。

「ダーツバーでの誘いで全てがパー」

夜もすっかり更けたダーツバー。相変わらず話は弾み、お酒の進みは止まることを知らない。時折軽いボディタッチをしても彼女には拒む所作はなかった。深夜にダーツで盛り上がる酸いも甘いも知った30代の男女。時間も3時に近づいてきた。彼女は実家暮らしだが門限はさすがにない。

俺的には彼女とゆくゆくは彼氏として付き合いたいと思っていたので、男女の関係にすぐになるつもりはなかった。これからもっとお互いを知って関係を築き上げていけば良いと思っていた。

しかし、今の状況はそれを許さない。この時間まで意気投合した雰囲気の女性が横にいる。これは誘わない方が失礼だとお酒の勢いもあって、「ホテルに行こう」と決定的な一言を発した。俺にやましい気持ちはなく、ホテルでゆっくり休憩したいという意味で発した言葉だったが、これが全てを台無しにしてしまった。

そんな人だとは思ってなかった。私、1回目でそういうことする女じゃないから」。彼女は激怒していた。バーの雰囲気が一瞬にして凍り付いた。そそくさと帰り支度を始める彼女。俺はタクシー乗り場まで送ってタクシー代を渡そうとしたが、そんな俺を振り切り「もう二度と会うつもりはないから(タクシー代は)要らない」と捨て台詞を吐いて、ご丁寧に自分の飲んだ分の会計だけ払って帰ってしまった。

一人深夜のバーに残された俺にとっては後悔だけが残る夜になってしまった。翌朝にラインを送っても既読すら付かない。

未練がましく相手がおそらく持っていないラインのスタンプを複数回プレゼントで送ろうとしたが、プレゼントできない旨の画面が出る。ブロックされてしまった。本当はそんなやましいつもりじゃなかったのに…。

全ては後の祭りだ。花火という祭りを見た後にやってきた彼女も、違う意味で祭りの終焉を決めたのだ。

今思い返すと仕事もバリバリこなす彼女は名門大学から大手金融機関というエリートコースを歩んできており、随所にプライドの高さを感じさせる発言があった。俺の誘いを断って激怒したのも、俺のことが好き嫌いという以前に、自分が軽い女に見られてプライドを傷つけられたことに関しての怒りだろう

世の中の男性には俺と同じ思いをして欲しくないのでもし仮に深夜女性と2人で同じような状況であっても慎重に相手心理を見計らって、どういったタイプの女性か見極めて、次にどういった行動に出るか判断して欲しい。

過ぎたるは猶及ばざるが如しという「度を超えているのは足らないことと同じ」を意味する言葉があるが、俺はこれに当てはまってしまった。

女性心理は奥が深い、足るを知るではないが何事も中庸が大切だ。要はバランスなのだがこれが難しい。

高い授業料を払って俺は一つ学んだ。今後も俺の女性との駆け引きという名の旅は続く。

 

 

 

 

 

 

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