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2023.08.14
「30代前半女性の視界に入っていない現実」
なぜ男性は歳を重ねても年齢の大きく離れた若い女性を自分なら結婚できると思うのか?その中にはそうであって欲しいという願望も含まれているかもしれない。ただ、現実的には50代、40代後半の男性が30代前半の女性と結婚することは非常に難しい。女性側からの視点からすると視界に入っていない。
万が一あるとすれば、高収入の経営者、名声の伴う弁護士や医師で彼らが持つその他の男性にはない魅力と年齢を天秤にかけて、前者が上回る場合ぐらいであるが、それにせよほとんどの女性がそういった価値観を持っていないので選択肢に当てはまらないのがリアルだ。
女性として高齢男性と結婚を検討するに際し、差し当たって突き当たるのが子どもの問題だ。通常は結婚するときには20~30年後を想像するが、相手が50歳だとそれ以前に子どもができたとして、小学校の運動会の時には夫は還暦を越えている。家族旅行の想像もつきにくい。子育てと同時に介護への不安もある。
妊娠リスクについては主に母胎の問題が論じられることが多いが、実は不妊の原因の半分は男性にある。その点からも高齢男性との結婚にはリスクがある。
「気持ちは若くても30代男性に勝つのは…」
30代前半や20代の女性にとって40代後半以上の男性との結婚はそもそもが視界に入っていないのだから高齢男性がそのゾーンの女性と結婚するというのは不可能を可能にせよと言われているのに等しい。繰り返しになるがそれは年収が2000万であれ、2億であれ変わらない。芸能人が孫ぐらい歳の離れた若い女性と結婚するケースが散見される。それは芸能人だから可能なのであって一般人には当てはまらない。その点を男性は勘違いしてしまう。
若かった頃、青春時代の自分からアップデートできないまま歳を重ねて40代、50代を迎えているので目線も変わらない。普通に20代の頃と同じ目線で街で見かけた若い子を見て、「あの子可愛いな」と言っている気持ちだけ若いおじさんになっている。仮交際中に橋本環奈や齋藤飛鳥が好きなどと平気で言ってしまうのも若い世代の女性からは引かれてしまう。
結婚相談所のシステム上、自分よりはるかに歳の離れた女性のプロフィールを見れるのも原因ではあるが50代あるいは40代後半の男性が平気で30代前半の女性にお見合いを申し込む。この場合、比較相手は彼女らの同世代である30代男性となる。なぜ彼らに勝てると思えるのか。日頃それらの若い男性と接点がないからだろう。接点があれば自分には無理だと思えるはずだ。ない人にはその感覚がないので分からない。今どきの30代の男性女性の気持ちを知らないからだ。
結婚相談所の成婚率が低くなっているのも年齢差を乗り越えて結婚しようとする男性が多いのも一因である。こだわりを捨てて本当に自分に見合ったターゲット層でお見合いをしていけば成婚率は大幅に上昇するだろう。
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