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2023.07.22
「何かを変えなければ…」
大手結婚相談所に入会して10ヵ月。アラサーOLの美咲は成果を出せずにいた。
前編でも述べたように婚活をしている自分に酔っている、満足している自分がいることに気付いた。
知らず知らずのうちにお見合いをした男性からお断りを入れられることを恐れ、自分から断わりを入れることを繰り返す習性が身についていた。何か変えなければいけないことは感じていた。
昔から学習能力はある方だと思っている。恋愛を除いては機微に行動できるタイプだった。月一回、自分の愚痴に頷いてくれ、人もいい今のカウンセラーで良いのか。果たして今の相談所で活動を続けるのが正解なのか。
疑問を持ち始めた。
まずは結婚相談所の再検討から始めた。面倒ではあった。だがそうも言っていられなかった。星の数ほどある相談所だが、目を引いたのは一度他の相談所やマッチングアプリを利用したが上手くいかなかった人を対象にしたものだった。
大手ではなかったがカウンセラーとの面談も無制限でケアが手厚そうな点が他の相談所と違った。「目的である成婚のためには時には厳しいことも言います」の謳い文句に少し腰が引けたが、アドバイスは取捨選択すれば良い。
負けず嫌いの修正で今までの失敗を認めたくはないが、環境を変えることで何かが変わればとの思いで大手の相談所は退会し、新規会員として一新邁進することに決めた。
「出だしから率直な言葉に衝撃」
前の相談所とはやり方も考え方も違った。
入会と同時に自由に相手を探し、お見合いを申込み、他方でこちらに申し込みの来てるところから自分で取捨選択するという形が普通だと思っていた。
今回の相談所では入会相談時に案内を受けたのと同じ人が美咲の担当カウンセラーになった。カウンセラーが申込みの来た相手のプロフィールを読み込み、相手がどういう性格かまで判断し、美咲の性格を分析してピンポイントに3~4人に絞ってお見合いする形式だった。成婚まで最短距離を歩もうというのがその目的だそうだ。お相手選びまでカウンセラーと二人三脚でできる安心感があった。
面談では正面から現実を突きつけられた。「美咲さんは今まで10ヵ月婚活をしてきて結果上手くいかなかった訳ですよね。ということは同じやり方で続けても結果は同じですよ」。良い相手に出会えなかったし仕事が忙しくてあまり活動出来ない時期もあったことを伝えた。
対するカウンセラーは「それは婚活でよくある言い訳なんです。美咲さんの性格は変えられませんが考え方は変えられます。今まで選ばれなかったと言える人が当相談所では結婚できています」。忌憚のない物言いで厳しい言い方に思えた。だけど簡単ではなくとも変わらなければならないのは事実なのだと自身の心に言い聞かせた。「自分が選ばれる側になれば必然的に選び放題になる。そのためのサポートは惜しみません」。厳しい事を言われてもこの人についていこうと決めた。
「どう変わればいいのか」
面談後、自身の性格と相手のプロフィールを踏まえて選んだ3名の男性とのお見合いを勧められた。話が盛り上がった男性もいた。それでもどうしても相手の欠点に眼が向いてしまう。お見合い後のカウンセラーとの面談では「相手のせいにしていますね、自分に非はないと。婚活にプライドは必要ありません。相手の良い部分を見られる女性になりましょう。選ばれる美咲さんになります」。
「遂に成婚へ」
自分が徐々に変わって来た実感とカウンセラーとも何度も面談を重ねる中で関係構築が進み、アドバイスも心にスムーズに入って来るようになった。
これまで相手の収入、見た目を重視して失敗を重ねていたがフィーリングを大事にしてみるように変えた。
すると同じ空間、時間を共有していて居心地の良い男性と出会えた。一緒に長時間いても気疲れがない。この人とならこれからの人生を共に過ごせる、自然体の自分を受け入れてくれる。そう思えた初めての男性だった。仮交際から真剣交際に進めた。そこからは彼氏彼女の関係でカップルとして純粋にデートを楽しんだ。並行して相手の人生観、仕事に対する想い、子供は欲しいかなど本音ベースで将来のすり合わせも進めていき、二人の間に概ね大きな違いはなかった。この人と人生を共にできるという自信が確信に変わった。
結婚スイッチを押せた、現実のこととして成婚が見えた瞬間だった。
出会ってから三か月。婚活を始めてから一年以上かかったが、ゴールにたどり着くことができた。
結婚相談所とカウンセラーを変えるだけでこんなに人生って開けるんだ。
今迷走しているかもしれないあなたも自分が変われば、素直に、前向きになれればきっと結婚できる。この場を借りて迷える子羊だった私を成婚に導いてくれたカウンセラーの方にお礼を言いたい。今は毎日が充実している。この幸せが永遠に続きますように。
【後編終わり】
【婚活ブログ 結婚相談所ブログ】