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2025.09.25
結婚相談所ベリンダです。
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます!
この人とならきっと幸せになれる、そんな心からの思いで結婚を決める方は多いものです。心が通じ合い、未来を共に描く瞬間は、人生の中でも特別な輝きを放ちます。けれど、実際に結婚生活が始まると、理想と現実のギャップに戸惑うことも少なくありません。愛情が深くても、価値観のズレや小さなすれ違いが積み重なり、関係がギクシャクしてしまうケースは、残念ながら珍しいことではないのです。
日々のちょっとした言葉のすれ違いや、生活リズムの違い、そして意外と多いのがお金にまつわる価値観のズレです。収入や支出の管理方法、資産形成の考え方など。けれど、こうした話題は触れにくいものとして後回しにされがちです。それはなぜかというと、お金の話をすると相手がどう思うか不安といった気持ちから、つい避けてしまう方もいます。
そして、こうした話し合いを進める際、気をつけたいのは話し合い方です。結婚相談所の現場では、価値観のすり合わせを意識するあまり、相手の考えを正そうとしたり、自分の意見を納得させようとする姿勢が見られることがあります。例えば、お金の使い方について、節約が正しい考えと楽しむために使うべき考えが対立してしまうケースです。このような場合、どちらが正しいかを決めるのではなく、相手の考えの背景に目を向けることが大切です。なぜ節約を重視するのか、どんな経験からその価値観が生まれたのかを尋ね、気持ちに寄り添う姿勢を持つことで、対話はぐっと建設的なものになります。
具体例を挙げます。あるカップルは、交際中に休日の過ごし方で意見が対立していました。男性がアクティブに外出したいと考え、女性が家でゆっくり過ごしたいと望んでいたのです。最初はお互いに自分のスタイルに合わせてほしいと主張し合い、関係がぎくしゃくしかけました。しかし、なぜその過ごし方を大切に思うのかをじっくり話したところ、アクティブ派の男性は新しい経験を共有することで絆が深まると感じ、家で過ごしたい女性は忙しい日常の中でリラックスできる時間が貴重と考えていることがわかりました。この気づきから、「月に一度は一緒に出かけ、別の週末は家でのんびりする」という妥協点を見つけ、互いを尊重する関係を築けたのです。
このように、話し合いは正解探しではなく、二人にとってのちょうどいい形を探すことなのです。お金の話でも、「毎月の貯金額は収入の何割にする?」といった具体的な質問を投げかけつつ、もし意見が違ったらどうやって折り合いをつけるかを話し合うことで、将来のすれ違いを防ぐ準備ができます。また、こうした対話を通じて、相手の価値観や人生経験を深く知ることで、愛情や信頼もさらに深まっていきます。
とはいえ、すべてのテーマを一度に話し合う必要はありません。結婚前の慌ただしい時期に、あれもこれもと詰め込むと、かえってストレスになってしまうこともほとんどです。最初は軽い話題から始め、関係が深まるにつれてお金の管理方法や子育ての価値観など、より具体的なテーマに移っていくのがおすすめです。大切なのは、安心して本音を話せる関係性を少しずつ築くことにあります。相手をジャッジせず、お相手の背景に向き合うことで、自然と心の距離が縮まりますので覚えておいてくださいね。
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