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2023.09.09
「マッチングアプリ花盛り」
世の中ではマッチングアプリが市民権を得て隆盛を極めている。利用者を見るともちろん中には結婚までいく人もいる訳だが、過半数の人が思うような結果を得られていないのが現実ではないだろうか。
その中には辛酸をなめる経験をした方も少なくない。
今回紹介するのはその一例だ。
「美女からのいいねに高揚感」
啓二さん(仮名)は30代のサラリーマンで結婚相手を探したいと思い、周囲にも使っている人が少なくなかったので某大手マッチングアプリに登録した。
審査らしきものは年齢確認だけで至ってお気軽だった。そんなに「いいね」がもらえたわけではないが、思いもしない美女から来た「いいね」に驚きとともに心躍った。20代前半のOLで街を歩けば誰もが振り返るほどのルックス。
やり取りを何通かしてからLINEの交換、会うところまでとんとん拍子に進んだ。
思えば出会って2~3日で相手の方から会おうと言ってきた時点で怪しむべきだったと今は思っている。
会ってみると写真と相違ない見た目で愛想も良い。ちょっと奮発してイタリアンを楽しんだ後、彼女からいきつけの店があるから行きたいと言う。二件目を考える手間が省け、渡りに船だと思ったが、これが罠だった。
「まさかの請求額に仰天!」
そこは雑居ビルの奥まった場所にある内装は普通のバー。事前にチャージ料金などの説明はなかった。彼女はどんどん飲み物を注文していく、イタリアンではほとんど飲んでいなかったにも関わらずだ。
彼女の飲みっぷりが可愛く思えたので啓二さんも共に楽しく2時間を過ごし、夜も更けお会計となり、そこでビックリ仰天した。
12万円!相場を大幅に超えている、沢山飲んだことを勘案しても4万もいかないぐらいだろう。
店員からはチャージ料金として4万円、お通し代で4万円だと説明されたが納得いかない表情を浮かべるとカウンター奥から強面の男性が2名出てきて出口をふさぎ、「お兄さん、払えないんすか、飲み逃げは許しませんから」と強弁され、怖気づいた啓二さんはカードで高い授業料の支払いを余儀なくされた。
しかも気づけば女性の姿がない。憔悴状態で店を出てからすぐに通話を試みたが繋がらない、LINEも既読にならない。
すっかりマッチングアプリで女性不審になってしまった啓二さん。
心の傷は深く立ち直るには時間がかかりそうだ。
同様の事例は他にも少なくない。
利用する方は十分に注意を払って欲しい。
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