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2023.08.24

「婚活体験記」型にはまらない35歳男性

「出だしは上々のスタートだったが

当相談所では基本的に半年、長くても1年で成婚を目指す「サバイバル婚活」を基本ベースにしていますが、本人のゆっくり活動したいという意向があれば尊重します。それが今回紹介する男性です。

活動期間は2年半。35歳、年収は500万。理系で、誰もが知る名門大学の大学院を卒業したインテリ男性です。

 

サバイバル婚活期間が始まってあまり月日も経たぬとき、一番最初にお見合いした女性と真剣交際に入るという順調なスタートを切りました。確かに彼は頭は切れます。仕事も得意の数学を駆使してバリバリこなします。しかし、彼には女性と接する経験が圧倒的に欠けていました。2人で会話するときの距離感、接し方に難があり、何よりも照れているのを隠し切れないません。

それらの点を直せば上手く行くのに、彼には難解な数式は解き明かせても、恋愛の方程式はなかなか習得できませんでした。プライドの高さがそれを邪魔したのか、更に女性のルックスにもこだわっていました。こちら側のアドバイスにもなかなか耳を傾けようとしなかったです。

一番最初の真剣交際に至った女性とは結局交際終了で終わってしまいました。

それからはなかなか上手くいかない期間が続きました。一人目の女性と真剣交際までいったのは彼自身をお相手が受け入れてくれたからだったのです

以降はプライドの高さも仇となり、お見合いの場で背もたれにもたれかかったり、店員に横柄な態度を取ったりと相手が自然に不快になるような仕草をして「急に態度が変わる」、「お話以外で気になるところがる」と断わりを入れられることばかりで、コロナ禍も重なり2年近く貴重な時間消費してしまいました。

「時間はかかったが結果は」

そんな彼が久々の真剣交際に至ったのが去年の秋。IBJのルールでお見合い後の交際期間は仮交際期間を含めて3ヵ月と決まっていますが、それより大幅に長い期間真剣交際状態が続きました。原則に縛られるというのは彼には向いていなかったのです。

どうしても最後まで照れる癖が彼を縛っていました。真剣交際に至るときも女性からどうするか意思表示を迫られたタイミングで告白しました。自分から積極的に動いてはいませんが、結果的に相手女性とたまたま波長が合ったのが幸いしました。

真剣交際期間中に相手女性の側に不幸事があったのでこちらのカウンセラーから「彼女のことが大事なら今は自分の会いたいという気持ちよりも相手の気持ちを推し量って引くべきです。電話して話を聞いてあげたら良いのでは」というアドバイスをしました。

時は経ち、そろそろ流石にプロポーズをするか決めないといけないタイミングになりましたが、彼の中では言い出す決意が付かなかったので、自身の父親に彼女を紹介することをカウンセラーに勧められ、実行に移しました。

女性側も相手男性の親に会うとなれば覚悟を持って来ているので、それを承諾してくれたということは即ち、男性にとっては成婚への手ごたえがあると受け取れます。

プロポーズ時のデートのときも女性から気持ちを聞かれ「今日するつもりだった」と返してという流れになりましたが無事上手く行き、成婚退会することができました。

「サバイバル婚活」のスピード感からは逸脱しましたが、彼自身のペースで活動し、カウンセラーからのアドバイスも役に立ったので、こちらとしても良かったです。

半年、長くても1年という目標はありますが、仮にそれ以上掛かったとしても我々はサポートを惜しみません

 

 

 

 

 

 

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